2015年12月9日水曜日
ドナルド・トランプ
朝久しぶりにTVをつけると人気のトーク番組、CBSのKelly & Michealsだった。
ゲストはいま共和党の大統領候補としてトップを走るドナルド・トランプだ。
2ヶ月ほど前から共和党の候補者を集めたディベートが行われているが初めから
話題を集めてメヂアの注目を浴びているのがトランプでみんながそのうち消え去ると見ていたのにどのポールを取っても今だにトップをキープしている。
方言、失言にもかかわらずどうしてこんなに支持者が多いのか疑問だったので個人的な好き、嫌いは別として真面目に聞いてみることにした。
まず第一に考え方(目線)も喋り方も庶民レベル。 しかも切れ目のないエネルギッシュなトーク、 理屈は簡単、 最重要点を強調してその他は排除する。 極めてわかりやすい。
例えば先のムスリム入国拒否の問題も「国家・国民にとって一番大事なのは安全であるから今一番危険なイスラム教諸国からの入国は阻止すべし」中国に関しては「中国は職も技術も盗むばかりアメリカの国益を損じている。だから締め出さねばならない」メキシコ国境には巨大な壁を作って不法移民を締め出す。 もちろん正式に国境を越えてくる人には解放する。」 一点に集中、その影響などは考えない、しゃべらない。
まるでニュースをネタにした毒舌タレントの漫談を聴いているようだ。
単純明快で庶民が直感的に感じることを庶民側に立って喋っているのである。
政治家の発言としては単純で質問があっても説明不足、整合性もない。大統領になる知性や品格は全く感じられないのでいずれ落ちてくるだろうが万一彼が共和党候補として指名を受けるようだと共和党だけでなくアメリカの質的低下の証拠でありはもはやアメリカではなくなる。