2014年7月12日土曜日

サッカーW杯に思うこと(3)

W杯決勝戦 ドイツ対アルゼンチンを見た.
私の予想は1−0 または 2−1でドイツの優勝と見ていたが結果も内容もほぼ予想通りだった.
ドイツもアルゼンチンもなかなか点が取れないのは守りが堅くスキがないからだ.
だから相手の陣内に攻め入ってもなかなか好位置からのシュートが出来ない.
ドイツが押し気味であったが結局延長戦に入り終了間際にドイツらしい速攻とパスで見事ゴールを決め1−0で4度目の優勝を勝ち取った. 気持ちのいい試合だった.
ドイツは組織立ったフォーメーション、的確なパスワーク、スピードと素晴らしい攻めを持っているが彼らの神髄はディフェンスだと思う.ディフェンスのフロントは相手の陣内でも相手のプレイヤに執拗にボールに迫り相手に攻撃を組み立てる余裕を与えない.
攻撃的ディフェンスの見本のようなものだった.
このゲームを見てサッカーは<攻め勝つ>よりも<守り勝つ>スポーツだと思った.
負ける方はしばしば<守り負け>するのだ.
日本チームは攻撃的サッカーを目指すとよく云われているが良い守りがあって初めて良い攻めが出来るのではないか.体格, 体力、精神力, 組織力いずれをとっても問題は大きい.