2014年4月26日土曜日

日米首脳会談

オバマ大統領の訪日は日米両国ともはっきりした目的があった.
日本は尖閣諸島の防衛に関しアメリカの保障を取付けること.
アメリカは日本を主とする東アジアの同盟国殿連帯を強化し中国の海洋進出に対抗すること. この為にはに日韓両国の関係改善を促すこと. またTPP交渉の最終合意を取り決めること.
日本は共同声明の中に「尖閣諸島は日米安全保障条約の適用範囲」との文言を入れて文書で再確認したので100%目的は達成したと思える.
しかしアメリカは安倍首相の政治姿勢を変えることには全く成功せず彼の頑固な旧時代的保守姿勢を再確認したにとどまった. またTPP交渉も最終合意に達すること無く先送りしてしまったので成果は半分以下. アメリカとしては多いに不満が残る結果となった.
オバマ大統領は元々安倍首相には期待していなかった節がある. その時折の発言がビジネスライクで心が籠っていなかったように見えるし、安倍首相自身がオバマ大統領のことを「ビジネスをさくさくと進めていくタイプの人」と評していることでも判る.
ただ
日本はアメリカに大きな借りを作ったがこのことでさえ安倍首相は認識していないかもしれない.