(読売新聞 より)
米映画監督のスティーブン・スピルバーグ氏は27日、ナチス・ドイツによるホロコースト(ユダヤ人大虐殺)に関して「我々は過去に向き合い、過去に起きたことを忘れてはならない」と述べ、虐殺阻止に向けて行動する重要性を訴えた。
国連は27日をホロコースト犠牲者を追悼する日と定めており、スピルバーグ氏は国連本部での式典で演説した。
スピルバーグ氏はユダヤ系米国人で、米アカデミー賞作品賞などを受賞した「シンドラーのリスト」(1993年)で、ユダヤ人を救ったドイツ人実業家オス
カー・シンドラー氏の実話を映画化した。スピルバーグ氏は幼少時、ホロコースト生存者の腕に刻まれた番号を間近で見て数字を覚え始めたと語り、「我々は歴
史の傍観者ではいられない」などと訴えた。(2014年1月28日18時44分 読売新聞)
虐殺の数が1万人であろうが100万人であろうが底にある事実は変わりない。
私たちも率直に過去に向き合うことを忘れてはならない。