2013年2月2日土曜日

4年後の大統領は

世界で最も有名な女性と云えばヒラリー・クリントン国務長官でしょう。 彼女が昨日4年の任務を終えて退任しました。 「明日から目覚めた後でもまた眠れる」と冗談を言って笑わせていましたがアメリカの国務長官の仕事は365日24時間世界を飛び回る重責を担う激務でありいつも何処にいるか判らないような活躍ぶりでした。
昨年はさすがに疲れた様子でしばしば化粧もせず髪を後ろに束ねたまま訪問先の会議に現れるなど体力の限界を見せ始めていました。
4年前にはオバマ大統領とお互いに傷つけ傷つきあいながら熾烈な選挙を戦いその後に彼の政権の国務長官に就任した後は大統領とは一心同体のアメリカ外交を推進してきました。 まさに政治のプロといってもしかるべき姿勢と見識を持っていたように思います。
ビル・クリントンが大統領就任したとき初めて彼女の履歴を見ましたが最初に公共の場に映像として映っているのはニクソン大統領の弾劾裁判のときに後ろでインターンシップ?のような仕事をしていたのを覚えています。 とにかく若くして夫のビル・クリントンとともにアーカンソウ州知事夫人,大統領夫人,上院議員,(大統領候補)国務長官と政治の舞台を駆け上がってきました。 男性を含めてもこれだけの経歴を持った人は見当たりません。
私は10年前まではクリントン夫妻は政治家として成功するためには少々危ういことでも手を出しそうなアグレッシブ性格が個人的に好きでなくむしろ嫌いな方でした。
しかしオバマ政権の一員になってから彼女の存在が非常に意味のあるものでありことを認識し次第に支持するように変わりました。
国民の3分の2が国務長官としての彼女の仕事を評価し4年後の女性初の大統領の誕生を期待していることからおそらく彼女は2年後には活動を開始すると思われます。
未だに国民に人気のある夫,ビル・クリントン元大統領が最大の支持者であり彼が強くそれを望んでいるので出馬すればまず当選は間違いないと思っています。