2012年4月25日水曜日

ガーデニング(1)

「花を買ってきて植えるぐらい簡単」と軽い気持ちで始めたガーデニングだが18ヶ月を経て大変な知識と経験と道具が必要なことがやっと判ってきた。 今や日常生活の中心になるぐらいのめり込んでいる。
ー 植えるまでにまず花壇の整備をしなければならない。 ここは氷河が作った土地だから石ころ交じりの砂地である。 良い庭にするにはコンポストを混ぜたガーデニング・ソイルを入れる必要がある。 始めに小さなスコップを一つ買ったが役に立たずショベルヲかっても石ころ土壌には限度あり、結局穴掘り用フォークをかってやっと花壇を作り花樹を植える穴を掘ることが出来る。 
ー さて何を植えるかが問題だが手当たり次第に植えるのもあまりに芸がない。植木屋で見るだけ見てもあまりに種類が多くて何をどう植えたらよいかが判らない。 もともと知識が無くていきなり事を始めるのはこんなものかと自分で自分を納得させ一から勉強を始めた。 まず図書館で参考書を数冊借り読み始めたが園芸の専門用語と花樹の名前が英語と学名だから現実の花樹と結びつけるのに一苦労。 一時帰国時に日本の園芸の本を2冊かってきてたがすぐに理解できた。 しかし問題は日本と気候が違うこと。 花樹の育て方がそのまま通用するとは限らない。 (アメリカも地域差が大きく適応する花樹と時期が違うので要注意) 一年経ってこのあたり(Northwest Area)専門の園芸書を参考にするのが一番良いとわかった。
その上我家の裏庭は米松の大木のおかげで日当たりが悪い。 だから半日陰(Half Shade)にに適したものを選ばなければならない。 植え付けは樹木に応じた穴を掘りコンポストを施し周囲に施肥をする。 穴にたっぷり水を含ませ花樹をケースから取り出し底の根ひげをかき崩して穴に入れ周りをしっかり土で埋める。 簡単なようでも自分でやってみてやっと習得できるというものだ。(続く)