Hoover Damの詳細については数多くの資料が出ているので説明する必要はない。
私はルーズベルト大統領のニューディール政策の一環だと思っていたが建設が始まったのが1931年だからニューディール政策とは関係ないことになる。 ただしダムが完成した1936年には大統領に就任していたのでニューディール政策の一環と考えられていたのではないか。 どこかの学校で(教科書)そのように習っていたので今日まで何の疑いもなくそう思っていた。
ダムは多目的ダムで発電のほかアリゾナやカリフォルニアの畑(本来は砂漠)を潤す大事な役目を負っている。 ところがダムの水がどんどん干上がりつつあるのだ。 3枚目の写真で判るように湖岸の山肌の白い部分が干上がっている部分(深さ)で満タンの湖面より50mはあるだろう。 セキュリティの立ち話を聴いていると過去十年一度も貯水量がフルになったことは無く毎年水位が下降しつつあるという。 ロッキー山脈に大雪が年々も続けて降らない限りHoover Damの水位の回復は見込めないだろう。 灌漑用の水が制限されるようになればアリゾナとカリフォルニア南部の農業は甚大な被害を被る。 ここにも地球温暖化の影響が出てきている。