2009年10月5日月曜日

家売れません

家を売り出してから一ヶ月以上になる。 最初の3週間は期待以上に家を見に来る人は多かった。 中には3度も見に来た人がいてかなりチャンスがあるかと思っていたが結局オファーはなし。 9月末より殆ど来客はない。
最近はインターネットで不動産売買データはすぐに見ることが出来るので定期的に市内の競合する売り家のデータを見ているが下見に来る人の数に比べて成約は極端に低い。 特に売り急いでいる人は当然のことながら売値(リストプライス)を下げて買手の興味を引こうとしているが殆ど効果はない。 先月一ヶ月で10件のうち3軒が値段を下げたが一向に売れる気配がない。 そのうちさらに安値の新規売り家のオファーが出てますますマーケットを下げることになっている。 買手は安心して買い控える。
景気刺激策として政府はFirst Time Home Buyerに$8000のインセンティブをオファーしているが(11月までの成約対象)First Time Home Buyerということになれば当然20代から30代の若い人が殆どだろう。 彼らの収入から考えれば大半が$30万以下の住宅が対象にである。 私の家は$40万以上だからまずは自力のFirst Time Buyerの対象にはならない。
ストックマーケットがそこを脱したとはいえ全国の失業率が9.8%と一向に改善する気配がなく個人所得も増えないとなるとHousing Market は下寄せせざるを得ないだろう。 過去に2回ほど経験したが不動産価格の調整は時間がかかる。 冷静に考えればアメリカの不動産価格はまだまだ下がるのではなかろうか。
幸いに家を売らねばならない緊急性はなくこの土地が嫌いでもないので静観することにしている。